2021年にデビューするシルバーステート産駒2019年産産駒の注目馬情報です。
現役時代重賞勝ちはないものの5戦4勝と底を見せないまま怪我で引退したシルバーステート。その能力の高さを見込まれ種牡馬となりました。
初年度産駒にあたるこの世代は116頭が血統登録されており大人気種牡馬になっています。
大レースへの出走がかなわなかった父の無念を晴らす馬は出てくるでしょうか。
牡馬
・ローエキスキーズ19 ノーザンファーム生産 (母父Oasis Dream)
母は中央未勝利のまま引退しましたが、祖母のSweet Streamは仏GⅠヴェルメイユ賞等重賞3勝の活躍馬。セレクトセールで7400万円で落札されています。
・タミオスター 鎌田牧場生産 (母ハリウッドローズ 母父ラムタラ)
兄にオープン特別のスミレステークスを勝ったジョルジュサンク。祖母に中山牝馬ステークス勝ちのユキノローズ、近親にきさらぎ賞等重賞2勝のレインボーペガサスがいる血統。
・トランソニック 今牧場生産 (母サトノジェイド 母父Cape Cross)
母は中央未勝利ですが、祖母のミスティックリップスはドイツオークスの勝ち馬。近親には日本ダービー、天皇賞秋を勝ったエイシンフラッシュ等がいます。
・テーオーソラネル 辻牧場生産 (母アドマイヤチャーム 母父キングヘイロー)
母は中央未勝利。母の兄弟に日経新春杯2着のアドマイヤフライト。3代母のオトメゴコロはGⅠ7勝キタサンブラックの祖母。
・パンズラビリンス19 社台ファーム (母父メイショウサムソン)
母は中央1勝馬。母の兄弟に新潟2歳ステークスを勝ったミュゼスルタンがいます。3代母のマルカコマチは京都牝馬特別の勝ち馬。
牝馬
・アリスパイレーツ19 スマイルファーム生産 (母父クロフネ)
母の従兄にチューリップ賞を勝ち阪神ジュベナイルフィリーズ2着のクロフネサプライズ。近親にオールカマー等重賞3勝のマイネルラクリマがいます。
・レプリューム ノーザンファーム生産 (母ギエナー 母父Redoute’s Choice)
叔母に凱旋門賞、仏オークス、仏1000ギニー等GⅠ5勝のZarkava。従兄に仏GⅠサンクルー大賞を勝ち仏ダービー2着のZarakの良血馬。
・ライラックジェンヌ 三好牧場生産 (母カネスラッゾ 母父サクラバクシンオー)
母は中央未勝利ですが、同牝系からは種牡馬として活躍したグルームダンサー、高松宮記念勝ち馬のキンサシャノキセキ、凱旋門賞勝ちのデインドリーム等活躍馬が多数いる血統です。
・ネージュプドルース 追分ファーム (母ブランネージュ 母父シンボリクリスエス)
母は中央3勝でフローラステークス2着馬。近親にマイルチャンピオンシップ、香港マイル勝馬のハットトリックがいます。
まとめ
さすがにGⅠ勝ち馬や兄弟にGⅠ馬がいる馬はいませんが、そこそこの繁殖牝馬と配合されています。今後の産駒の活躍次第で繁殖牝馬の質も上がって来ると思います。
馬産地での産駒の評判も上々な様なので1年目の産駒から期待したいです。
ところで各種牡馬の産駒にどのような傾向があるか調べるにはパーフェクト種牡馬辞典2021-2022がおすすめです。
コース、距離、馬場状態、枠順別等の傾向が記載され、栗山求、望田潤両氏の解説もあり、馬券やPOG等の指名馬の検討に役立ちます。
データを元に新馬がどんな馬か想像するのも楽しいですよ。
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