2021年にデビュー予定の2019年産エピファネイア産駒の情報です。
初年度産駒から牝馬三冠のデアリングタクト等を輩出し注目が集まるエピファネイア産駒。去年引退したアーモンドアイの配合相手にも選ばれ飛ぶ鳥を落とす勢いです。
3世代目になる2019年産ですが、産駒デビュー前に種付けされた世代とあって初年度産駒と比較すると繁殖牝馬の質は落ちますが産駒頭数は136頭と多くなっています。
母・兄弟・近親に活躍馬がいる産駒を中心にピックアップしていきます。
牡馬
・クラウンドジャック19 タバタファーム生産 (母父ヴィクトワールピサ)
母はJRA1勝馬。母の兄弟に京阪杯、京都金杯等重賞3勝のサイドワインダー、桜花賞3着のプリンセスジャック。従兄に川崎記念を勝ったミツバがいます。
・エピファニー ノーザンファーム生産 (母ルールブルタニア 母父ディープインパクト)
母はJRA1勝馬。母の姉にオークス、秋華賞とGⅠ2勝のミッキークイーン。祖母のミュージカルウェイはドラール賞(仏GⅡ)等重賞3勝馬。
・キャロル ノーザンファーム生産 (母クッカーニャ 母父フジキセキ)
母はJRA5勝でオープンまで昇級した馬です。母の姉に函館2歳ステークス3着のソムニア、その子供にアーリントンカップ等重賞2勝で朝日杯FS2着のタイセイビジョンがいる血統です。
・サンエルピス19 ノーザンファーム生産 (母父キングカメハメハ)
母はJRA1勝馬。祖母にエリザベス女王杯を勝ちオークス2着のフサイチパンドラ。母の妹に牝馬3冠等GⅠ9勝のアーモンドアイ。
・フォースクエア ノーザンファーム生産 (母テネイシャス 母父キングカメハメハ)
母はJRA未勝利。祖母に京都牝馬ステークスを勝ちヴィクトリアマイル2着のヒカルアマランサス、近親にデイリー杯2歳ステークス2着のホウオウアマゾンがいます。
・エイシンテンダー19 栄進牧場生産 (母父エイシンサンディ)
母はチューリップ賞の勝ち馬。従姉にフィリーズレビュー2着のエイシンアモーレ、富士ステークス勝ちのマイネルシーガルがいます。
・ブロンドケリー 高橋義浩牧場生産 (母父アグネスタキオン)
母はJRA未勝利。母の兄弟に日経新春杯等重賞3勝のアドマイヤフジ、全日本2歳優駿等地方交友重賞2勝のアドマイヤホープ。従兄には日経賞等重賞2勝のアドマイヤデウス等近親に活躍馬多数。
・サトノヘリオス 社台ファーム生産 (母エアマグダラ 母父サンデーサイレンス)
母はJRA4勝馬。兄に函館記念勝ちのエアアンセム。母の姉に秋華賞を勝ったエアメサイアがおり、その子供に富士ステークス等重賞3勝のエアスピネル、チャレンジカップ勝ち馬のエアウィンザー。
牝馬
・アイスランドポピー ノーザンファーム生産 (母オリエンタルポピー 母父キングカメハメハ)
母はJRA未勝利。祖母に阪神JFとオークスを勝ったトールポピー。近親に秋華賞勝ちのアヴェンチュラ、共同通信杯等重賞3勝のフサイチホウオーがいます。
・エピプランセス ノーザンファーム生産 (サングレアル母父ゼンノロブロイ)
母はフローラステークス勝ち馬。祖母は阪神JF勝ちのビワハイジ。叔父、叔母にはジャパンカップ等GⅠ6勝のブエナビスタ、弥生賞等重賞3勝のアドマイヤオーラ、阪神JF勝ちのジョワドヴィーヴル等活躍馬が多数いる血統。
・ホートンプレインズ ノーザンファーム生産 (母リラヴァティ 母父ゼンノロブロイ)
母はマーメイドステークス勝ち馬。祖母にデルマーオークス勝ちのシンハリーズ。母の兄弟にオークスを勝ったシンハライト、ラジオNIKKEI杯勝ち馬アダムスピークがいる血統です。
・ボージェスト19 ノーザンファーム生産 (母父キングカメハメハ)
母はJRA2勝馬。祖母はエリザベス女王杯を勝ったアドマイヤグルーヴでその母はエアグルーヴと名牝系。従兄に皐月賞、ダービー2冠のドゥラメンテ。
・ローズタルト ノーザンファーム生産 (母ローズシュクレ 母父スマートファルコン)
母はJRA1勝。祖母は重賞1勝のロゼカラーでその母はローザネイと薔薇一族。近親にはジャパンカップ、朝日杯FSを勝ったローズキングダム等活躍馬多数。
・エギーユ 社台ファーム生産 (母フレジェール 母父アグネスタキオン)
母はJRA2勝馬。祖母は仏GⅠムーンランドロンシャン賞勝馬スキーパラダイス。近親には皐月賞を勝ったキャプテントゥーレ、みやこステークス勝ちのロワジャルダン等活躍馬多数。
・ベラコリーダ 新冠橋本牧場生産 (母スカーレットダンス 母父ダンスインザダーク)
母は未出走馬。祖母はスカーレットローズで姉のスカーレットレディからはダートGⅠ9勝のヴァーミリアンを筆頭にサラカートやソリタリーキング等活躍馬多数。
まとめ
エアグルーヴに連なる牝系やアーモンドアイの近親等良血馬が結構いて期待できそうです。
デアリングタクト等の活躍、ディープインパクトやキングカメハメハがいなくなったこともあり今年の配合相手はかなりレベルが上がりそうでエピファネイア産駒は大注目です。
ところで競馬は種牡馬や繁殖牝馬の現役時代の活躍や関わった人の熱意等を知るとよりドラマチックに見ることが出来ます。
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