株投資 低PERの銘柄は本当に割安なのか 初心者が陥る銘柄選びの罠

株式投資

株を購入する時にいろいろな指標等を参考にしますが、最もポピュラーなのがPER。銘柄選びの際に投資判断の目安にしている方も多いと思います。一般にPERが低い銘柄は割安だとされています。

本当にそうでしょうか?PERだけを目安にしているとパフォーマンスの悪い銘柄を選んでしまうことがあります。

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PERって何?

PERは日本語で言うと株価収益倍率といいます。現在の株価を一株当たりの純利益で割った値です。基本的に純利益が上昇すると株価も上昇するので、PERが高い場合は純利益に対して株価が高い、低い場合は逆に割安だと判断するのが基本です。がしかし、それだけではパフォーマンスの低い銘柄を選んでしまうことがあります。ということで私の経験談をお話しします。

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2005年 トヨタと日産どっちを買うかで迷う

私は2005年に株を始めましたが、まず手始めに自動車株だろうとトヨタと日産どちらにするか迷います。PERを比較すると日産の方が低く、それならば日産の方がお得だろうということで購入します。また、経営危機を見事に脱したゴーンさんの手腕にも期待していました。

あれ?トヨタの方が株価のパフォーマンスがいいぞ

その後、株価は上昇するのですがトヨタの方がさらに上昇していることに気付きます。おかしい、日産の方がPERが低いのだからトヨタより儲かるはずなのにと思う私。しかし常に日産のPERはトヨタと比較して低く、株価のパフォーマンスも低い状態が続きます。

後から気付くのですがその原因は増益率の差によるものです。下に2003年~2006年のトヨタと日産の純利益の推移のグラフを貼り付けています。純利益は2003年を100%とした相対値にしています。

トヨタは順調に純利益を伸ばしていますが日産は2003年からほとんど変わりません。株価は2,3年後に出すであろう利益を織り込みます。私が購入した2005年時点で今後純利益が伸びそうだと予測できるのは明らかにトヨタです。トヨタの方が利益成長の期待が高い分PERが高くなっていました。またその後の実際の利益の伸びもトヨタの方が良かったため株価のパフォーマンスが高くなっていたのです。

ちなみに売り上げの推移の比較も見てみましょう。

売り上げは日産のほうが増加してますね。特に大きい会社では売り上げは伸びてるのに利益が伸びていない会社は無理をして規模を大きくしていることが多いです。この頃から続く無理が後々にえらいこと繋がるとういことが今になると分かります。やはり利益を着実に伸ばしている会社を選んで株を買うのがいいということです。

信じて持ち続けたが、ゴーンショックでめでたく塩漬けに

その後パフォーマンスは悪かったのですが配当利回りが高かったこともありずっと持ち続けた日産株ですがゴーンさんの逮捕から始まり、無理をして規模を拡大したつけを支払うことになり業績が急速に悪化。株価も急降下でめでたく塩漬けすることになります。日産自動車の復活を心からお祈りしております。

高いPERは高い期待の現れ

利益成長率の高い銘柄はPERは高くなります。高いPERは高い期待の表れだとも言えます。また業種や会社の規模によってもPERは変わるため、PERを見るだけでは割安かどうかは判断できません。PERは低いが利益成長していない銘柄は割安株だとは言えません。利益の推移やこの先儲けを出す事業があるか等と合わせて判断するのがいいですね。

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